２０１５．０２．１９．

　　　　　　　　　　　　　紀子も八十歳の誕生日を迎えました

　　今日、紀子が八十歳の誕生日を迎えました。
　　これで二人揃って、同じ齢になりました。
　　有難く、嬉しいことです。

　　此処まで元気に来れたのは、僕が彼女を
　　こき使って来たせいかも知れません。
　　そうだとすれば、これからも引続きその習慣
　　は続けます。
　　しかし、見ての通りの‘老い’は隠せません。
　　僕も家事を少しは手伝うようにあらためます。
　　さすれば、僕自身の衰えの速度を弛められる
　　かも知れません。

　　今夜の食事は、娘が全て用意してくれました。

　　あさりのスープ、バターライス、ミニハンバーグに
　　温野菜添え、トロリ豆腐、エビのグラタン、玉子と
　　ジャガイモのサラダ・・・と、歯が悪くなった母親を
　　気遣ったメニューでした。

　　飲み物は、温かいグリュー・ワイン。これもやはり
　　彼女でないと思いつかないアイデアでした。
　　
　　今後は若い人に思い切り甘えて暮らしていきます。

紀子は先日、裏千家から表彰を受けました。

今日は二十四節気の雨水。
雪も融けて水が土を潤し、寒かった冬も終わりに近付きます。

　　菫（すみれ）程な　小さき人に　生まれたし　　　　漱石

我々二人の心境は、現在こういうところでしょうか。

兎も角今日は、彼女の長年の労苦に感謝します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本当に、有難う！！！