２００７．１１．０７．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　団栗や弾ける音の透き徹る

　　　　　　　　　　　参禅の静寂（しじま）を破り木乃実（くり）撥ねる　　　　　義信

　　　　　　　　　　　団栗（どんぐり）や弾（はじ）ける音の透き徹る　　　　　　義信

　　　　　　　　　　　十一月（しもつき）に生まれし木乃実健やかに　　　　　　義信

先日、坐禅会で横田青松老大師の提唱を拝聴していたら、木乃実の弾け落ちる音が
頻りで、老師もしばらくは講義をとどめて話題を木乃実に変えられたほどであった。
秋の空気は透明で、すがすがしかった。

　　　　　　　　　　

　　　　

十一月七日は、小淵沢に住む　木乃実　の　十一歳の誕生日である。
僕は円覚寺でどんぐりを拾い集め、それをプレゼントにすることにした。
小さな紙箱に入れて贈る。
彼女も五年生になって、弟の春樹（二歳）の面倒をよく見てくれている。
他に、「スピードスタックス」という今流行りのゲーム一式を添える。
これは集中力を高め、頭が良くなるオモチャで、学校教材にも使われている。
兄の祐樹（十三歳）は中学２年になり、そろそろ高校進学が気になりつつある。

自然の子として育てられている八ヶ岳山麓の孫たちに仕合わせあれ。