２００８．１０．２２．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　７４歳の誕生日

今日、７４回目の誕生日を迎えられた。これで、父や祖母の享年と同じになった。
これも丈夫な身体を産んでくれた両親と、日々の生活を支えてくれた家族や友人のお蔭である。
あらためて一同に感謝したい。

今日一日を振り返る。

午前中はテニス・スクールに出かけた。グリップテープを新しくしたので気持ちよくプレー出来た。
紀子は八幡宮で、家元を迎えての献茶会に参加した。着物姿になったので途中まで車で送った。

１１時半に帰宅して、ゆっくり風呂に入った。明るい時間のお風呂も気持ちが良い。
お昼は紀子も戻って来て、お茶会で出たお弁当とお菓子のお裾分けに与った。

午後は床屋へ行った。半分居眠りしながら、気持ちよくさっぱりなれた。
思えば、この住宅地に一緒に住まわれた会社の先輩も殆んど亡くなった。
石塚、増田、太田、北島、山田・・・の諸氏。それらの方々の思い出を床屋の主人と語り合った。

夜は、芸術会館での演劇鑑賞会例会に出かけた。
今日の演目は、劇団「昴」による「アルジャーノンに花束を」であった。
僕は全く知らなかったが、この原作はベストセラーになり、映画化されたり、テレビドラマでも放送
されていた。予想以上に素晴らしい舞台であった。
「人間は賢いだけではだめなのだ・・・」ということを、あらためて考えさせられた。
会場で、Tさんに、誕生祝いのワインを頂戴した。思いがけないことで恐縮した。

夜の食事は「かやくご飯」を戴いた。秋は「赤飯」より、こちらの方が季節感を感じられる。
日本酒を少しだけ飲んで、紀子と友恵から「おめでとう」を言って貰った。
正式な会食は、次の日曜日に、咲希や創太たちの七五三祝いと一緒に行うことになった。

　　
　いずみT.C.秋の大会で・・　　　　　　　　　　　〃　　　　　　　（０８．１０．０４．）　

最近の生活ペースを振り返ると以下のようになる。

週二回のテニス。月二回の坐禅。月二〜三日の東海道ウオーキング旅行。二ヶ月に一度の演劇鑑賞。
月一回の病院での検診。数ヶ月に一度くらいの展覧会行き・・・。
パソコンを開くのは毎日で、ホームページ作りには毎月１０日ぐらいを要している。
必ず見るテレビは、教育テレビの「知るを楽しむ」(22:25〜50)と、CATVのプロ野球阪神戦。
必ず聴くラジオは、第２放送(20:15〜45)の「カルチャーアワー」と「漢詩をよむ」である。
これらはテキストを買い、録画、録音して繰り返し視聴している。現在、僕の知的好奇心を刺激している
のはこれらの番組で、その分野は自然、歴史、芸術、文学、短歌・俳句にまたがっているので、興味は
尽きない。

家事は、新聞と牛乳を取りに玄関へ出る以外は殆んど何もしない。全て紀子任せである。
これでは普段身体を動かさないので、毎日娘から注意のお小言を頂戴している。

過去帳を見ると、ご先祖様は何れも比較的に長命で、代々、７９、７５、７４、７０、７４、７４、であった。
７４歳は一つの節目であった。

昭和２０年に８歳で亡くなった弟が特に気になった。ある意味では彼も戦争犠牲者であった。
彼の分をもう少し長生きしようかなと、ふと思った。
従ってもうしばらく周囲にはご迷惑をかけます。どうかよろしくお願いします。