０９．０９．２５．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　早起きは三文の得！！！

　　毎朝５時から５分間、NHKの教育テレビで
　　「日めくり万葉集」という番組が放映されている。
　　これが楽しくてしばらく早起きしていたら、

　　　世のなかはまこと二代（ふたよ）はゆかざりし
　　　過ぎにし妹（いも）にあはなく思へば　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　作者未詳

　　という歌に遭遇した。

それではっと気が付いた。
「人は人生を一度しか生きられない。この一生はただ一回限りのものなのだ・・・」
僕もあと一月で、‘高貴’高齢者の仲間に入る。残されている時間は少ない。
それを少しでも増やそうとするなら早起きするしかないではないか。　
こんな当たり前のことにようやく気付いた。

先日わが家では、「エコキュート」という電気温水器を設置した。
それは従来ガス湯沸し器に頼っていた給湯を、空気を夜間の廉い電力で圧縮高温化し、
その熱でお湯を貯める方式に変えるものであった。
火を使わないのでこれは環境に優しく、光熱費の節約にも繋がるという説明を受けた。
それと共に、我家の電気料金体系は、‘従量電灯B’から‘電化上手’に変った。
新しい体系は、夜間（２３時〜７時）が９．１７円/kwh、朝晩（７時〜９時、１７時〜２３時）が
２３．１３円/kwh、昼間が３３．３７円/kwh、になった。夜間は昼間より三分の一以上廉い！
これを知って、家内は洗濯や掃除は朝の７時までに済まそうと早起きすることになった。
最近届いた８月の電気使用量のお知らせには、昼間９３kwh、朝晩１６２kwh、夜間１７２kwh、
合計４２７kwh、とあった。総使用量は若干増えたが料金はむしろ安くなった。
ガス使用量は、前月の１７から６立方メートルに激減し、従量料金は半減した。
まさに‘早起きは三文の得’が実現した。

朝早く起きることで一日が長くなり、新聞や本を読む時間が増えた。
最近は体力の衰えで朝はどうせ早く目覚める。
これで一生の有効活用時間が長くなるのなら、まさに一石二鳥である。

　　今日はまた長男の義樹がNHKの「日本一の朝
　　プロジェクト」という番組に出演した。
　　その一部で、早朝の八ヶ岳高原で森林の空気を
　　いっぱい吸い、木登りを楽しむことを紹介した。

　　同年代の皆さん、早起きを楽しみましょう。