２０１１．０９．１２．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　仲　秋　の　名　月

昨年に続く異常気象・・。更には３月１１日の東日本大震災・・。四国や紀伊半島での集中豪雨・・。
一体、地球はどうなっているのだろうか。

いやいや、それは自然異変の問題ではなく、昨今の人間の驕りに対する神の怒りである・・。
とさえ考えたくなる昨今である。

　　
　　それでも今夜はお月様が真ん丸い顔を
　　見せてくれた。

　　今年も紀子が庭にお供えを飾ってくれた。
　　心なしか、今夜のお月さんは小さかった。
　　
　　去年もそうだったが、あちこち探し廻っても、
　　ススキが穂を出して居なかった。
　　已む無くススキは花屋さんで買って来た。

　　この頃、あらゆる事象について、価値観の
　　分裂、多様性・・を感じる。絶対的に正しい
　　基準は存在しないみたいである。

　　どうやら、経済の成長、効率の向上追求
　　だけでは、社会の行き詰まりは解決しない。
　　かと言って、人間はカスミを食べて生きる
　　わけには行かず、収入を得ねばならない。
　　それには、競争にも打ち克たねばなるまい。

　　脱原発か存続か。一つの原則に頼るのでは
　　なく、古い言葉だが、中庸の道を行くしかない
　　のかも知れない。真ん丸の道である。