２０１４．１２．３０．〜３１．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山国に住む孫の海体験

　　　小淵沢に住む孫の春樹（小学三年生）が暮の挨拶に来てくれたので、彼には珍しい
　　　「海の体験」をさせてやった。

　　　まず七里ヶ浜へ連れて行った。
　　　折しも満ち潮の時間とぶつかり、白波は徐々に彼の足もとを濡らすことになったが、
　　　彼はそれを寧ろ喜んで、なかなか波打ち際を離れようとしなかった。
　　　お父さんが鎌高の卒業生だったから、一応その母校にも案内した。

　　　次に、新江ノ島水族館まで足を延ばした。
　　　こちらにも彼は惹き付けられて、たっぷり３時間楽しんだ。当方はいささか草臥れた。

　　　　大きなエイやイワシの群舞、珍しいクラゲの生態、ペンギンやイルカのショー・・・と、
　　　　確かに魅力は満点で、館内は満員の盛況であった。

　　　　大晦日の二日目は、いずみのコートで、テニスの初体験をさせてやった。
　　　　冬休み中の家族へのコート開放で、河野さんや友恵に球出しをして貰った。
　　　　これにも相当興味を示した風であった。僕も久し振りにゲームを楽しみ、一勝して年を越せた。

　　　　三日目の元日は、朝から雪になった。庭は一面真っ白になった。
　　　　この日は、大学一年になった兄の祐樹もジョインして、お屠蘇とおせちを頂いた。　　　

　
　　　　　　新（あらた）しき年の始めの初春の今日ふる雪のいや重け吉事　　　大伴家持

　　　　　これが今年の瑞祥になることを祈るばかりである。