２０１６．０７．０７．

　　　　　　　　　　　　今　夜　は　七　夕　　―　　星　に　願　い　を　・・

　　　月をこそ　眺めなれしか　星の夜の　深き哀れを　今宵知りぬる　　　建礼門院右京大夫

　　　　　（今まで月の輝きばかり眺めてきたが、星の夜の美しい趣を今夜初めて知った）

今夜は七夕である。

しかし昨今は、空を仰いで月や星を眺めることもすっかり少なくなった。

我家では毎年庭の笹に短冊を結ぶ。今年紀子はそれを玄関の花瓶に飾った。

「世の中が平和でありますように・・」　「家族が健康で過ごせますように・・」　「自然の恵み

祈りつつ・・」　「祐樹の就職が決まりますように・・」　　　これが彼女の願いである。

今年は選挙の年である。

先日英国ではＵＥからの離脱が直接投票で決められた。米国では秋に大統領選挙がある。

我国は今や参院選挙真っ盛り。昨今はＳＮＳを利用して自らを訴えるケースも増えた。

相変わらず、自らの政策や本音を語るよりは、人気取りの発言が目立つ。

僕は今回の選挙では、「改憲防止」の為に一票を投じるつもりである。

それこそが、戦争を直接体験している我々世代の責任だと思うからである。

「星に願いを・・・。」