昨朝、玄関へ新聞を取りに出た時、面白いことがありました。
庭の茂みで、「ホーホケキョ」という声が
するので、僕も口笛で「ホーホケキョ」と応
えたら、先方がまた「ホーホケキョ」と鳴いた
のです。明らかに僕の口笛に返事をした
気配です。数回こうした会話を繰り返していたら、何と普段は茂みに隠れて姿を見せない
ウグイスが段々に近付いて来て、とうとう僕の頭上の電線で囀り始めました。
遠くの方にも別のウグイスの声が聞こえます。どうやら今は彼らの恋の季節であるらしく、
彼らは互いに声を掛け合って相手を求めています。その中に僕の口笛も入れて貰えた
のでした。
僕はいささか興奮して慌ててカメラを取りに家の中に入り、もう一度「ホーホケキョ」と鳴い
たら、一旦他所へ飛んで行ったウグイスが又戻って来て、僕の真上の電線に止まりました。
上出の写真がその時のものです。
ウグイスは、メジロやムクドリ、スズメたちと違って滅多に姿を見せません。今回はっきり
その姿を確認しましたが、スズメよりは少し大きめで、尾の長いことが判りました。
急いで紀子にも声をかけ、二人でゆっくり姿を眺めながら、ウグイスとお話をしました。
きっと相手は僕が恋人でなかった事でがっかりしたでしょう。
しばらくすると元気に何処かへ飛んで行きました。
以前、親スズメが口移しで子スズメに餌をやる光景を報告しましたが、昨日はこのウグイス
のお蔭で一日中愉快な気分でした。
