２００５．０６．１０．

　　　　　　　　　　エンタツ　・　アチャコ　の漫才　全国放送

　　　大阪市立五条小学校・夕陽丘中学校　同窓の
　　
　　皆さん。左の写真に、記憶がおありですか。

　　　そうです。上九（上本町九丁目）にあった、昔

　　の大阪中央放送局（ＪＯＢＫ）の社屋です。

　　　五条から直線距離で３００ｍ。市電が椎寺町

　　へ大きく右折するところにありました。

　　　昭和９年（1934）６月１０日、エンタツ・アチャコの
　
　　漫才の名作、　『早慶戦』　が、此処から漫才と

　　して初めて、全国に放送されたのでした。

　　　昨夜、『その時歴史が動いた』の番組でこの

　　映像を見た時、僕は懐かしくて、異常な昂奮を

　　覚えました。

　この建物はＢＫが大正１４年（1925）１２月１日に本放送を開始した時のもので、昭和１１年

（1936）に放送会館が馬場町に移った後も残っていました。後方に写っている鉄塔にも記憶

があります。　多分、この建物は戦災も免れたのではなかったでしょうか。

　尚、同年６月からの試験放送、仮放送は、高麗橋三越から発信されています。

　我々がはっきり記憶しているＪＯＢＫは、勿論馬場町の建物で、「ジャパン　オオサカ　バンバ

チョウのカド」　にあるから　「ＪＯＢＫ」　なのだ、と評していました。

　中学１年の時は、学校から見学に行きました。当時の放送局長は、水川　清一氏で、同級

の雅也君の父君でした。

　２００１年には、それこそ豪華な新大阪放送会館が、道を一つ隔てた大手町に完成しました。

　この建物にも、僕は高校先輩の大塚善章氏（高校校歌の作曲者）のコンサートを聴きに、

昨年１１月行きました。

　先日、「関西発　ラジオ便」を聞いていたら、現在のＪＯＢＫは、「ジャパン　オオサカ　バンバ

チョウのキンジョ」　と云うそうでした。ちょっぴり物淋しい思いをしました。