２００５．１１．０９．

　　　　　　　　　　　　　　浦島　今度は新宿の超高層ビルへ

　　　　　　　　　　　　　　　　　東大駒場　２９　文�T　６B 　クラス会

　　浦島太郎は、今日は新宿の超高層ビル街へ出掛けた。
　　東大駒場時代のクラス会が、新宿の「三井新宿ビル５４階」で開かれたからである。
　　この辺りへ来るのもクラス会に出るのも久しぶりで、太郎は又もやかなり戸惑った。
　　超高層ビルが何時の間にかすごく数を増やしていて、暗くなった後は、どのビルか見当を
　　つけ難かった。
　　ビルの谷間に半月が懸かっていて、非常に美しかった。

　　我々のクラスは４４名の消息が判っていて、今日の出席者は丁度その半分の２２名であった。
　　物故者も１１名を数えた。
　　同窓会というのは不思議なもので、卒業して半世紀以上経っても時間の空白を感じさせない。
　　その間の経歴経験も無視されて、すぐに学生時代の昔、お互いに戻れる。

　　　　　　　　　　　　　　　　２９　文�T　６B　　　の面々

　　今月はこの後、大阪での高校、中学の同窓会が続いて居り、忙しい月になる。

　　この日は東京へ出たついでに、日本橋に開館した「三井記念美術館」も訪ねた。
　　三井家が集めたコレクションもさすがであって、国宝の「志野茶碗　銘卯花牆」や応挙の
　　「雪松図屏風」、定家の「熊野行幸記」等、見るべきものが多かった。
　　こちらへは２３日にあらためて家内を案内することにした。
　　三井本館も上層部が高層化されて面目を一新していた。