２０１５．０９．０１．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　関東大震災が起こらなければ・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　京橋の第一相互ビルからの日本橋及び神田付近の惨状

　　今日は防災の日。

　　大正１２年（１９２３）９月１日、相模湾沖を震源地として起こったマグニチュード７．９　の関東大地震

　　災害の記念日である。被災者は１９０万人、死者１０万５千人、建物の全壊１０万９千棟、全焼２１万
　
　　９千余棟に上った。被害は東京を中心に報じられたが、最大の被害地は神奈川であった。　　

　　ところで僕は、この災害が起こらなければこの世に存在しなかった。

　　四国の田舎から上京し、苦学しながら新聞社で働いていた父は、この災害を機に大阪に居を移し、

　　そこで母と巡り会って僕が生まれたからである。

　　僕はこの５０年、神奈川県鎌倉市に住む。そう考えると何だか運命的な不思議を感じる。

　僕は昭和９年１０月に生まれたが、この年の９月２１日に大阪

　には室戸台風がやってきて、四天王寺の五重塔が倒壊した。

　その影響で僕は予定よりひと月早く生れた。

　運命というものをつくづく思う。