２０１５．１１．２９

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　訃　報　相　次　ぐ

　　　　　　　　　　　年の暮れが近付くと、喪中欠礼の葉書が相次いで届く。
　　　　　　　　　　　齢八十歳にもなれば致し方ないか、とも思うが、やはり寂しい。
　　　　　　　　　　　今年は特に以下の三君の死を悼む気持ちを強く抱く。

�@　　　藤田　　昌男　君

　　藤田君とは、五条國民學校と夕陽丘中学校
　　で同級であった。
　　同君の家は毎月八日の大詔奉戴日に参拝
　　した五条宮の隣にあったのでよく覚えている。

　　左の写真は六年生のクラスのもので、同君は
　　最前列の左端に座っている。（僕は最後列の
　　左から５番目）
　　最後まで同窓会の面倒をよく見てくれた。

�A　　　浦野　　穏昌　君

　　浦野君とは駒場で同級、職場（富士製鉄）まで一緒とあって、
　　その付き合いは長かった。

　　彼は陸上のスプリンターで、アジア競技大会で８００ｍリレー
　　の日本代表メンバーを務めた。僕は水泳部だったが、体力
　　測定の１００ｍ走では何時も一緒に走った。スタートダッシュは
　　僕の方が速かったが、３０ｍを過ぎると大きく差を付けられた。

　　広畑に勤務した縁で、ミス神戸と結婚した幸せ者であった。
　　拙宅近くに彼も宅地を有して居り、その手入れにやって来ては
　　立寄ってくれた。僕のホームページの写真は、その折彼が写し
　　てくれたものである。暫く音信がなかったので気になっていた。
　　冥福を祈る。

�B　　　安原　　正　君

　　安原君とは大学の水泳部で一緒だった。
　　彼は平泳ぎ、僕はバタフライを専門にした。
　　同じ大阪の出身だったから、話がよく通じた。
　　彼は住吉、僕は高津高校で両校は近かった。

　　学部も同じ法学部。学業成績が優秀だったが、
　　彼は決してそれを自慢するようなことはなかった。
　　大蔵省に入省し、局長にまで昇進した。

　　左掲写真では、水に浸かっている二人の左側が
　　彼で、僕は後列左端でタオルを首に巻いている。
　　数年前、円覚寺で出逢ったのが最後になった。